格闘技「K-1」挑む日本最強 桂川出身の壬生狼選手

遠山武
[PR]

 横浜市で30日にある立ち技格闘技「K―1」のバンタム級日本最強決定トーナメントに、福岡県桂川町出身の壬生狼(みぶろ)一輝(本名・松本一輝)選手(19)が出場する。優勝の最有力候補とされており、地元では「将来はチャンピオンに」と期待が高まっている。

 壬生狼選手は幼少期に護身術拳法、小学3年からキックボクシングを始めた。高校時代にプロ入りし、昨年春、卒業と同時に静岡市のジム「力(りき)道場静岡」に入門した。同年夏にK―1ジャパングループのデビュー戦を判定勝ちで飾って以来、4戦4勝と波に乗っている。

 同グループによると、最高峰の「ワールドグランプリ」に今年3月、バンタム級(53キロ以下)が新設された。海外勢を交えて初代王座を決める試合の開催はコロナ禍のため未定だが、日本人最強を決めようと今回のトーナメントが組まれた。出場8選手のうち同グループの戦績が無敗で臨むのは壬生狼選手だけだ。

 郷土の新星を支えようと、地元の関係者が4月に後援会を結成した。現在、会員は約50人。会長の松尾裕一さん(52)は、壬生狼選手の小学生時代、同じジムで汗を流した間柄。「彼は強くて優しい男。トーナメントで優勝し、ワールドグランプリのチャンピオンになってほしい」と話す。

 ジムの2階に寝泊まりし、飲食店のバイトをしながら練習漬けの日々という壬生狼選手。リングネームは新選組の異称「壬生浪」にちなむ。「期待を裏切らず、地元の顔になれるように頑張りたい」と闘志を燃やしている。(遠山武)