日本がミャンマー圧倒 10ゴールで最終予選進出決める

勝見壮史
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 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選は28日、F組の日本(世界ランク28位)―ミャンマー(同139位)が千葉・フクダ電子アリーナであり、日本は10―0で大勝した。6戦全勝の日本は2戦を残してF組1位を確定させ、最終予選進出を決めた。

 日本は前半8分、MF南野拓実サウサンプトン)のW杯予選6戦連続得点で先制。FW大迫勇也(ブレーメン)も前半にハットトリックを達成し、早々に試合の流れを決めた。

 日本はこの後、6月3~15日に国内で国際親善試合と残りの2次予選の計4試合を行い、9月から始まる予定の最終予選を迎える。

緩めず10発 パス回しで圧倒

 立ち上がり、敵陣で縦パスを受けたFW大迫が、後ろからの激しいタックルでつぶされた。トラップ際を狙ってきたミャンマー。前半8分の先制点はそれを逆手に取ったゴールだった。

 ピッチ中央付近からDF吉田が縦パスを入れる。MF鎌田は1タッチで左へ。受けたMF南野も続く。鎌田とのワンツーパスで抜け出して決めた。1タッチの連係は「いつも練習している形。それがはまった」と吉田。寄せてきた相手が空けたスペースをつく、鮮やかなゴールが大量得点の口火となった。

 GKを含め、自陣からパスをつないで攻めるのが、日本の戦術だ。MF遠藤航は言う。「自分たちにフォーカスすることが大事。ミャンマーだろうが、ブラジルだろうが変わらない」

 余計に球を持ったり、寄せが甘くなったり。格下の相手に合わせて、だらしない試合になってしまうこともある。が、先制点の起点となった吉田の縦パスは、速さと正確さを兼ね備えていた。質の良いパスをつなげれば、強豪相手にだって通用する。そんな理想を掲げてチャレンジしてきた日本の姿勢そのものだった。

 先制後も1タッチパスを効果的に織り交ぜて相手を崩し、日本は得点を重ねた。球を失えば、すぐに取り返しに行った。森保監督は「目の前の相手と全力で戦いながらも高い目標、志を持って戦っている」。3月に14―0で下したモンゴルも、この日のミャンマーも、1回目の対戦の倍以上の得点を奪ってみせた。成熟した選手がそろいつつあることを示した2次予選だった。(勝見壮史)

森保監督談話

 森保監督 「力の差がある相手でも、好きにやらせないことは簡単ではない。この先の高い目標と基準を持って戦い続けてくれた。テンポ、テンションを緩めずにやっていることが血や肉になる」