ふるさと離れた学生に水産物で支援 「Uターン効果」も

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大野正美
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 コロナ禍で生活が苦しくなった学生を支援しようと、北海道根室市はふるさとを離れて学ぶ地元出身の学生に特産の水産品を贈っている。地場で水揚げされたサンマなどの加工品セットのプレゼントでふるさとの味を思い出し、帰郷して市職員になるケースも。市の支援は思わぬ「Uターン効果」も生んでいる。

 市による加工品セットの無料配布は、保護者が根室市在住で、市外で学ぶ18歳以上の学生が対象。コロナ禍でオンライン授業が増え、外出自粛が続くなかアルバイト先も減るなど、慣れない土地で苦しい状況下に学ぶ市出身の学生を励ます狙いだ。コロナ禍での需要減により打撃を受けている市内の水産加工業者への支援の意味合いもある。

 昨年は約5千円相当の加工品セットに申し込みがあった学生に送付。保冷便で7月に349人、11月に337人に贈った。今年は送付を3回に増やし、1回目は常温便で6月中に、2、3回は保冷便で秋と冬に送付を予定している。

 昨年送付を受けた学生2人はふるさとへの思いを新たにして、今年度、市職員に採用された。

 税務課主事の坂巻杜崇(もり…

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