吹き矢を吹いて防犯訓練 長野・下諏訪のコンビニ

依光隆明
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 染料付きの矢を飛ばす防犯吹き矢を使った防犯訓練が28日、下諏訪町セブンイレブンで行われた。矢を吹いた従業員は、「けっこう飛距離が出ますね」。経営者は「置いておくだけで抑止力になりそう」。

 健康スポーツのマグネット吹き矢を開発した諏訪市の藤森常昭さん(80)が、改良を重ねて実用化にこぎ着けた。ポイントは匂いと染料で、警察犬が追跡しやすい匂い、長期間変質しない染料を工夫した。

 この日はセブンイレブン下諏訪赤砂店が防犯訓練にこの吹き矢を導入、従業員がテストした。長さ70センチのアルミパイプに矢を入れ、的を狙って思い切り吹く。少し慣れると的に向かって一直線。的にはくっきりと赤い染料がついていた。

 セブンイレブンの場合、各店舗に最低2個の防犯用カラーボールを備えることになっている。吹き矢を吹いた女性従業員は、「カラーボールよりもこっちの方が素早い対応ができそう。それにボールはどこまで届くか分からないし、破裂するかも分からない」。

 同店のオーナー、寺島睦史さんは「女性にも扱えるし、パイプで相手をたたくこともできる。カラーボールとは一長一短。だから両方とも備えていい」。抑止力となる可能性にも注目。「(客からも)見えるように置いておいた方がいい。それだけで抑止力になるのでは」と話していた。(依光隆明)