中国ワクチン、異常反応は10万件で2件 「低い水準」

新型コロナウイルス

瀋陽=平井良和
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 中国の国家薬品副反応監測センターは28日、中国本土での新型コロナウイルスのワクチン接種による副反応の状況を発表した。昨年12月15日~今年4月30日の約2億6500万回の接種で、報告があった副反応が疑われる症状は3万1434件。そのうち、異常なアレルギー反応などは5356件で「国内で使用してきた他の疾病のワクチンより低い水準」としている。

 中国本土では緊急使用も含め、弱毒化したウイルスを使う「不活化」や、細胞内に必要な物質を届ける「ウイルスベクター」などの手法を使った国産の5種類のワクチンが接種されている。

 発表によると、10万件あたりの副反応の割合は11・86件、異常なアレルギー反応でみれば2・02件となる。異常反応のうち皮膚のアレルギー反応が3920件、血管性浮腫が107件、急性アナフィラキシーショックが75件。同ショックや呼吸困難に陥りやすいのどの浮腫など重篤な症状に至った例は188件だったという。

 中国本土ではワクチンの接種数の伸びが加速化しており、5月27日までに約5億8千万回に上っている。中国製ワクチンは途上国を中心とした他国でも認可が進んでおり、5月7日には国有製薬会社シノファームのワクチンが世界保健機関(WHO)の「緊急使用リスト」に追加された。(瀋陽=平井良和)

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