築89年の銭湯に美術家ら結集 雨漏り修理の募金活動も

伊藤隆太郎
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 九州大学が移転して去った福岡市東区箱崎で、学生たちが利用した築89年の銭湯「大学湯」を地域の交流拠点として再生させる動きが進んでいる。

 9年前に廃業したが、建物は昔のまま。昔ながらの湯おけや脱衣棚なども残っている。「亡くなった祖母が建て、地域と共に歩んできた。何とか維持活用したい」という所有者(66)の願いに、地元の美術家らが賛同し、作品展などのイベントを続けている。

 昨年夏には保全・活用に取り組む一般社団法人を設立。クラウドファンディングのサイト(https://camp-fire.jp/projects/view/413185別ウインドウで開きます)も今月13日に開設し、雨漏りなどの改修費に充てるための募金活動を展開中だ。

 徒歩数分の町内に自宅があり、親子3代で大学湯に通ってきたという女性画家・銀ソーダさん(26)は「地域の記憶遺産をしっかり守りたい」と話す。(伊藤隆太郎)