「真実知りたい」 スリランカ女性の遺族、偲ぶ会で

編集委員・北野隆一
[PR]

 名古屋出入国在留管理局の施設で3月に亡くなったスリランカ人ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)の遺族らが29日、東京都中央区の築地本願寺で「ウィシュマさんを偲(しの)ぶ会」を開き、約500人が参列した。

 妹の喪主ワヨミさん(28)は「姉が愛した日本で、苦しんで亡くなったと思うと、心が痛い。どんな状態で亡くなったのか、真実を知りたい」と訴えた。

 妹2人は5月1日に来日。隔離期間後の16日に名古屋市でウィシュマさんの葬儀に参列し、23日にはウィシュマさんが生前に訪れた静岡県富士宮市の寺院で営まれたスリランカ式の供養「プージャ」で姉の冥福を祈った。

 2人は入管施設収容中のウィシュマさんの様子を映した監視カメラのビデオ映像開示を上川陽子法相に求めたが拒まれた。「ビデオを見ないと、帰っても母に報告できない」として、5月下旬までの予定だった滞在期間を90日間延長。出入国在留管理庁が作成中の最終報告書の発表を待ち、映像の開示とウィシュマさん死亡の経緯の真相解明を求めていくという。(編集委員・北野隆一