大聖堂「最後」の挙式 1万5千組見守ったオルガニスト

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東谷晃平
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 名古屋の中心部にあるカトリック布池教会(名古屋市東区)。信者以外の結婚式も受け入れ、半世紀で2万組を超える夫婦の門出を祝ってきた。しかし、コロナ禍で予約受け付けを停止し、一般への開放は終える見通しだ。29日、「最後」の結婚式に臨んだ人たちの思いは。

 29日午前11時。パイプオルガンの音が響く。純白のウェディングドレスをまとった米倉汐里さん(21)が、夫の源人さん(22)のもとへ、赤いじゅうたんの上をゆっくりと進む。

 誓いを交わした2人は、60人ほどの参列者と外へ。この日は梅雨の中休み。50メートルの双塔がそびえる大聖堂を背景に、源人さんが昨年12月に生まれた長男を抱き、記念写真に納まった。

 母の秀子さん(49)の薦めもあり、ここを選んだ汐里さん。「一生に1回のこと。伝統ある場所であげたくて」。大聖堂は国の有形文化財にも登録されている。

 「そんなところで普通できませんよね」

 米倉さん夫妻はカトリック信者ではない。昨年9月の挙式予定が、新型コロナウイルスの影響で延期に。「コロナが収まれば」と後ろ倒しした結果、披露宴はやめ、同教会が信者以外でも受け入れてきた「最後」の結婚式になった。

 源人さんは「最後に式をさせてもらって、ありがたい。穏やかな家庭にしたい」と笑顔を見せた。

大聖堂と共に1万5千組のカップルの門出を祝ったオルガニストの思いを記事後半で紹介します

 1958年設立の布池教会は…

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