青森の新浪岡病院、31日開院 見守り・予防の拠点

林義則
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 老朽化に伴う青森市立浪岡病院の建て替え工事が完了し、新病院での診療が31日にスタートする。各地区に出向いて住民の健康状態をチェックしたり、独居高齢者らの生活状況を遠隔で見守ったりする拠点「あおもりヘルステックセンター」も新たに開設される。

 新病院は鉄筋コンクリート1階建て約4千平方メートルで、総事業費は旧病院解体を含め約23億円を見込む。精神病床を含めて199床あった病床は、人口減少などに備え開院までに35床へ縮小したが、旧病院の7診療科や24時間救急患者受け入れは維持する。

 フィリップス・ジャパンと共同で運用するヘルステックセンターは、専用のワゴン車で各地区に出向いて住民の健康状態を測定し、予防法を助言。独居高齢者のベッドにつけたセンサーなどで脈拍や睡眠を看護師らが見守る。県立保健大も協力し、集まったデータを分析して健康寿命を延ばす方法を探る予定で、29日には3者による協定が結ばれた。青森市の小野寺晃彦市長は同日、「企業に加え、大学も参加してパワーアップできた。青森から全国にヘルスケアを発信していく」と話した。(林義則)