田んぼの「ルンバ」? 雑草抑えるロボット、実証実験中

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鵜沼照都
【動画】田んぼで「抑草」ロボがデモンストレーション=鵜沼照都撮影
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 農業用ロボットを開発し、農家の所得向上などをめざす「有機米デザイン」(東京都小金井市)が、田んぼに生える雑草の成長を抑えるロボット(通称「アイガモロボット」)を公開した。24日に山形県鶴岡市高坂の山形大学農学部付属農場でデモンストレーションを実施。田んぼの上をすいすい動くさまは、「お掃除ロボット」のようだ。

 ロボットは90センチ×120センチ、高さ20センチの箱形。水深が3センチあれば浮かぶフロート型で、水の張られた田んぼを自動で動き回る。

 特殊なスクリューで田んぼの水を攪拌(かくはん)し、底の泥を巻き上げて水を濁らせる。これによって水面下に入り込む光を遮り、雑草が育つ邪魔をする効果がある。

 基本的な理屈は「アイガモ農法」と同じだ。アイガモとは異なり除草や除虫まではできず、あくまでも「抑草」が目的。ただ、脱走や外敵からの襲撃を心配する必要はなく、利用後の処理も発生しない。

 活動範囲はGPSを使って指定。本体の操作は携帯端末から行う。上面に取り付けた太陽光パネルから得た電力で動く。

 仕様の異なる75種のモデルがあり、昨年から全国11都県の田んぼでの実証実験を開始。今年は山形のほか、秋田、宮城、福島、新潟といった米どころのほか、関東地方と石川、福井、滋賀、京都、熊本の17都府県に拡大した。環境の違う場所でデータを収集・蓄積して改良を重ね、数年以内に販売や量産化することをめざしている。

 有機米デザインの担当者は「…

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