タイムカプセル埋めた人連絡求む 一宮の戦後50年事業

荻野好弘
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 1995年に戦後50年の平和記念事業として埋めたタイムカプセルの開封が近づいたとして、愛知県一宮市は作文や絵などをカプセルに入れた関係者を探している。連絡が取れたら7月に予定する開封の日時を案内し、立ち合ってもらいたいという。

 市は95年11月3日、樹脂製のタイムカプセル(直径54センチ、長さ69センチ)を光明寺公園球技場近くに埋設。「未来の一宮」などをテーマにした大人や小中学生、園児らの作文や絵、空襲体験集、花の種、当日の新聞など220点を収めた。市制100周年の今年、開封することになっていた。

 収納物の関係者リストには、当時市長だった神田真秋・前知事(69)の名前も。だがリストの大半を占める小中学生らの連絡先は分からず、「広報一宮」6月号で「心当たりのある方は、ご連絡ください」と呼びかけると、6人から電話があったという。

 新型コロナウイルス感染対策で、開封の日時は連絡先の分かる関係者だけに案内し、9月1日にある市制記念式典の会場で公開する。市広報係として埋設の現場にいた臼井保・100周年推進室長(59)は「防水仕様というカプセルですが、中身がどうなっているか。状態がよいことを祈るばかり」と話す。

 土中のカプセルはコンクリート板でふたをして埋められ、重機も使った掘り返し作業になるという。

 連絡先は市100周年推進室(0586・85・7433)。(荻野好弘)