幻の「ヒマラヤの青いケシ」ご案内 山梨・清里

岩城興
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 山梨県北杜市の清里にある宿泊研修施設「清泉寮」で、高山植物のメコノプシスが鮮やかな青い花を咲かせている。暑さに弱く、育てるのが難しい希少な種で「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれる。29日からは特別ガイドツアーも始まった。

 清泉寮を運営するキープ協会によると、原産地は標高3千~4千メートルのヒマラヤや中国南西部の冷涼な高山地帯。ケシの一種だが、麻薬成分はないという。

 協会は2009年に所有する森の中でメコノプシスを咲かせ、生育する場所などを手探り。3年前、木漏れ日がほどよくあたる今の場所に落ち着いた。清泉寮付近の1400メートルは生育環境の下限より下とされ、猛暑を避けるために近くに水路を掘り、涼しい風があたるようにしたという。

 5月末から6月中旬ごろに開花する。約200株のうち、今年咲くのは20株ほど。3日ほどで散り、「幻の花」とも言われる。過去に持ち去られる被害があり、同協会は場所を公表していない。生育状況が良い今年は、今月28日に報道陣に公開した。同協会の大蔵尚也さん(48)は「自然の中でひそやかに咲く様子を見てほしい」と話す。

 特別ガイドツアー(定員20人、参加費500円)は午前10時から約1時間で、30日と6月2~6日にも予定されている。申し込みは清泉寮(0551・48・2111)へ。(岩城興)