生後9カ月の私を抱き息絶えた母 横浜にもあった大空襲

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大宮慎次朗
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 母は赤ん坊を抱え、命を落とした。生き残った証しを残したい――。生後9カ月で横浜大空襲に遭った有田佑子さん(76)=横浜市神奈川区=が、家族から伝え聞いた戦争体験紙芝居にまとめた。市中心部が猛火に包まれた惨事から76年となった29日、有田さんは手作りの紙芝居を披露し、「平和を後世につないでいく」と誓った。

 横浜市中区の市技能文化会館であった大空襲経験者らの集い。約50人を前に、有田さんは壇上で静かに語り始めた。「一命をとりとめて生きた証し」。紙芝居のタイトルを読み上げ、「横浜大空襲祈念日を迎えて、祈ります」と続けた。

 1945年5月29日。横浜…

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