架空議事録で理事登記、欠席者も「参加」に 京都の法人

大野宏
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 京都府の一般財団法人舞鶴市スポーツ協会が評議員会の架空の議事録を作り、京都地方法務局に出していた。市や評議員らに21日までに報告した。

 内藤行雄会長によると、昨年6月19日に開いた評議員会は評議員29人中5人が出席。18人から委任状が出ていたため、理事・監事の変更を決め、京都地方法務局に届け出た。だが、「委任状による会議は成立しない」と認められなかった。

 7月に役員で対応を協議。「新型コロナウイルス感染拡大の中で開いても出席者数を増やすのは難しい」と判断した。その後、8月18日に舞鶴文化公園体育館で評議員会を開いたことにし、6月に出席した5人と委任状を出した18人の計23人が参加したとの議事録で法務局に新理事らの登記を済ませたという。

 内部からの指摘で法務局に連絡し、「書類の内容に誤りがなく、不利益を被る人がいないなら既に受理、登記されており訂正の必要はない」と回答があったという。内藤会長は「前回改選時には委任状でも出席と認められていた。当時は思いつかなかったが、現在は書面での決議を導入している」と釈明した。(大野宏)