メモには存在しないコールセンターが…詐欺見抜いた行員

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 特殊詐欺を防いだとして、三重県警伊賀署は三重銀行伊賀新堂支店(伊賀市新堂)に勤務する前川益子さんと松本玲子さんに署長感謝状を贈った。

 同署によると、4月8日午後、伊賀新堂支店を訪れた市内の60代女性が「市職員と銀行職員を名乗る者から介護保険料の返金手続きがあると連絡を受けた」と窓口の前川さんらに相談。女性が持参したメモには相手から伝えられた「050」で始まる電話番号と「コールセンター」の記載があった。三重銀行にコールセンターはなく、該当職員もいないことを確認し、詐欺を防いだという。

 感謝状を手渡した山沢正和署長は「ちょっとした気付きで詐欺被害を防ぐことができた。続けて頂きたい」と激励。前川さんは「お客様に引き続き、お声がけをしたい」。松本さんは「お話を直接うかがい、詐欺を防げた。こういう結果になって良かった」と話した。

 同署によると、1月から3月までに県内で特殊詐欺は27件発生。このうち管内は2件で被害額は計約250万円だったという。