あの人はOK、私はNG 公務員の兼業、分からぬ線引き

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根岸拓朗、田中恭太 聞き手・田中恭太
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 育児漫画の出版が「兼業」として認められないのはなぜ――。ツイッターで「パパ頭(あたま)」(https://twitter.com/nonnyakonyako別ウインドウで開きます)の名義で自身の育児を題材にした作品が人気を呼んでいる東京都立高校の教員男性が、兼業の許可を求めて裁判を起こした。公務員の兼業は一定条件下で認められるが、判断基準が示されないまま「不許可」とされたという。提訴を公表すると、大きな反響があったという。公務員は兼業をどれほど認められているのか。

 原告の男性が裁判に至る経緯などを漫画に描いて5月21日にツイッターに掲載したところ、約8・6万件の「いいね」がついた(30日現在)。同時に、各地の教員らから次々とメッセージが届いたという。

 「許可を得られて小説を出版した」と報告する人もいれば、「美術教師だが、個展を開くのが認められなかった」「申請をしても突き返されたので、無視してCDを出した」「(無断のため)いつばれるかビクビクしている」などの声もあり、男性は驚いたという。

 公務員が民間企業で働く人と違うのは、公共の利益のために働く「全体の奉仕者」であることだ。許可がないと兼業をできないと、法律で制限されている。

地方公務員や教員の兼業は、どんな基準で決められるのでしょうか。この後、フカボリするとともに「パパ頭」さんにより経緯などについて詳しく聞きました。

 兼業はどれほど認められているのか。

 総務省の調査では、2018…

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