ミャンマー、不服従貫く教育現場 国軍の締め付けに対抗

有料会員記事ミャンマーはいま

バンコク=福山亜希
[PR]

 クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで、教育現場への締め付けが強まっている。教職員らが職場を放棄して抗議する「不服従運動」を続けるなか、国軍側は閉鎖されていた学校を6月から再開する方針を打ち出した。教職員らは運動を続行する構えで、市民らも子どもを登校させないよう呼びかけている。国軍側は圧力をかけているが、学校の再開は見通せない状況だ。

 国軍側は5月15日、新型コロナウイルスの感染拡大で2月1日のクーデター以前から閉鎖されていた小中高校を、6月1日に再開すると発表した。これに先立ち、全国の大学には5月5日からの授業再開を命じていた。

 だが、大学では国軍への不服従運動に参加する多くの教職員や学生らがこれを無視し、SNSにはがらんとして人影もまばらなキャンパスの写真などが投稿されている。

 小中高校の教職員の多くも職場への復帰を拒んでいる。これに加えて、市民らも「軍事政権による奴隷教育は必要ない」などのスローガンを掲げ、「子どもを学校に通わせるな」との呼びかけが広がっている。

 一方の国軍側は、職場に戻らない教職員に解雇をちらつかせ、次々に停職処分を下して締め付けを強めている。現地メディアなどによると、小中高校の教職員約12万人と、大学の教職員約1万9千人がこれまでに処分を受けた。

 また、不服従運動の参加者に…

この記事は有料会員記事です。残り499文字有料会員になると続きをお読みいただけます。