「おそらく前代未聞」 赤土の王者ナダルへ粋な贈り物

ロンドン=遠田寛生
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 新型コロナウイルスの影響で1週間開催が延期されたテニスの4大大会第2戦、全仏オープンが30日、パリのローランギャロスで開幕した。

 大会前の27日、昨季全仏史上最多13度目の優勝を手にしたラファエル・ナダルスペイン)に主催者からプレゼントが贈られた。これまでの功績が評価され、自身のステンレス像が設置された。

 高さ3メートル、横幅4・89メートル、奥行き2メートルの大きさ。同じスペイン出身の彫刻家がフォアハンドを打つ姿をモチーフに作った。会場の一般観客の入り口付近に飾られている。

 ナダルは28日、大会の粋な計らいを喜んだ。

 「たくさんのお祝いのメッセージが届いたよ。テニス人生で最も大事な場所にこのような形で認められて本当にうれしい。おそらく前代未聞だろう」

 そしてナダルらしい、感謝の言葉も忘れなかった。

 「自分がこの大会で特別なことを成し遂げたのは事実だ。同時に、大会主催者やフランス協会、そして働いている人など全員に感謝してもしきれない。この大会は自分にとってずっと特別で、永遠に残る物も作ってもらえた。とても誇らしく感じるし、満足もしている」

 ステンレス像とともに、「赤土の王者」は大会5連覇と、男子単独最多となる4大大会21勝目を目指す。(ロンドン=遠田寛生)