韓国、突然なぜ米国寄りに? 首脳会談の裏で駆け引き

有料会員記事

ソウル=神谷毅
[PR]

 ワシントンで21日に開かれた米韓首脳会談で韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は、韓国企業による4兆円規模の投資計画を「土産」に、米朝対話や南北関係改善の足がかりをつかんだ。ただ、米中対立のはざまで中国の視線を強く意識し続けてきたなかで突然といえる米国傾斜。今後の行方が注目される。

 首脳会談後の記者会見。バイデン大統領は会場に招き入れていたサムスンやSKなど韓国の財閥系企業の名を一つひとつ挙げ、幹部に起立を促した。そして「サンキュー、サンキュー、サンキュー」と3回も繰り返し、拍手した。

 「米国が最も望んだのは、半導体電気自動車用バッテリーなど米国への大規模投資と技術協力だった」。会談前の協議を韓国政府高官はこう振り返る。日米豪印によるインド太平洋地域での連携の枠組み(Quad=クアッド)への関与を韓国が迫られるとの見方もあったが、「技術同盟」の強調でかわせるとみていたという。

 ただ、この高官によると、米…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。