梅雨気分晴らす?縁起いい? 注目集める白いアメフラシ

木元健二
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 宍道湖自然館ゴビウス(島根県出雲市園町)で、珍しい白色をした軟体動物アメフラシが注目を集めている。「白は縁起がいい、とされるだけに、このアメフラシを見ればいいことあるかも」。コロナ禍でお客も減っているだけに、同館はそんな誘いかけで、梅雨時の“アメフラシ効果”に期待を寄せる。

 アメフラシは海底をのっそり動き、海藻などを食べる巻き貝の仲間。同館によると、刺激を受けると紫色の液体を出し、それがひろがる様子が雲のわきたつ様と重なって見えることから名前が付けられた、との説がある。

 通常は茶褐色に白っぽい模様だが、展示されているアメフラシ(全長約20センチ)はほぼ白色で、ところどころ茶褐色の模様が入る。同館職員が5月14日、市内の漁港でクラゲの調査中に見つけ、珍しいので展示することにしたという。

 「梅雨空はうっとうしいものですが、アメフラシがのんびり過ごすのを見れば、少し気も晴れますよ」と同館の佐々木興さん(53)。ただ寿命はさほど長くなく、見たい人は来館をのんびり延ばさない方がよさそうだ。(木元健二)