甲府地区消防が訓練 解体予定の旧校舎で

岩城興
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 【山梨】甲府地区消防本部の南消防署は30日、取り壊し前の甲府市立中道北小学校(同市上曽根町)の旧校舎で、地元消防団との連携のため訓練を実施した。午前は、中央市消防団と合わせ約60人が参加。署員が団員らに、安全を確かめながら救助や放水する方法を手ほどきした。

 中道北小は、リニア中央新幹線のルートに入っていたため今春、近くの新校舎に移転した。消防本部では逐次、老朽化など解体予定の公共施設を使い、実践的な訓練をしているという。

 この日は、校庭脇の貯水槽から旧校舎の階段を通り3階までホース約200メートルを延長。ポンプ車で送った水を3階の窓から外へ放水し、水圧で背後に押し戻される力などを確かめた。またロッカーの下敷きになった人形をエアジャッキで助け出したり、体育倉庫の屋根に2連はしごで上り下りしたりする訓練もあった。

 中央市消防団の中澤健一団長(54)は「どのような指揮命令のなかで資機材を使いこなしていくか分かった。団員たちも、安全の確保など今後の活動に生かしてもらえれば」と話した。

 消防本部は同日午後も、昭和町消防団と訓練した。(岩城興)