山野井泰史さん 壮絶な生還経験しても、一人登る

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聞き手・笠井正基
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 作家・沢木耕太郎さんが「凍(とう)」というノンフィクション作品に書いた、登山家の山野井泰史さん(56)。世界屈指のアルパインクライマーとして活躍し、難峰ギャチュンカン北壁に挑んだ生還劇が「凍」には描かれています。山野井さんは一人で山頂をめざす「単独登攀(とうはん)」に力を入れてきました。「ソロでいこう」第4回では、山野井さんがその魅力や心構えを語ります。

リレーおぴにおん 「ソロでいこう」

 誰も登っていない垂直の大岩壁に一人で挑み、酸素ボンベに頼らず、短期間のうちに山頂をめざす。私はこの単独登攀を主に行ってきました。すべてのリスクを単独(ソロ)で背負い、山の大きさを楽しむ。複数で登るとリスクも分散され、楽しめない気がするのです。

 単独登攀では、一つのミスが命取りになります。それで亡くなった友人はたくさんいます。登山のレベルを一気に上げた若いころは「天国に近い」とも言われましたが、命を落とさなかったのは運ではないような気がします。

記事後半では、「凍」に描かれた生還劇やその後の再起について、山野井さんが語っています。また、笠井正基記者の取材考記もあり、最近人気のソロキャンプについての対話も明かされます。

 心がけるのは、危険な領域を…

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