あやつり人形結城座「十三代目孫三郎」 現代劇や古典も

井上秀樹
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 都無形文化財の江戸糸あやつり人形劇団「結城座」で、結城数馬さん(42)が十三代目結城孫三郎を襲名する。6月2~6日に池袋の東京芸術劇場で襲名披露公演がある。

 十二代目孫三郎さん(77)の長男。6歳で初舞台を踏んだが「親の苦労をいっぱい見て」遠ざかった。大学を中退して職を転々とし、26歳であらためて父に入門した。

 2005年、20年ぶりに舞台に出た。「人形の動きとセリフを合わせるのが難しい。甘く見ていた」。17年の「ドールズタウン」で演出の鄭義信さんに厳しく指導され、稽古に励んだのが手応えにつながった。

 現在は現代劇が多いが、襲名後は古典も続けるほか「他ではやっていない」高さ2~3メートルの足場を使って人形を真上から操る上演も取り組みたいという。

 披露公演ではシェークスピア原作「十一夜あるいは星の輝く夜に」を上演。鄭さんの演出を再び受ける。十二代目孫三郎さんは三代目両川船遊を名乗る。電話042・322・9750(結城座)(井上秀樹)