貨物船沈没、船内捜索打ち切り 2人なお不明 愛媛

長田豊
【動画】愛媛・今治沖の貨物船沈没事故で、水深60メートルの海底に沈没した大型貨物船の船内を調べる海保の特殊救難隊員=今治海上保安部提供
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 愛媛県今治市沖の来島(くるしま)海峡付近で5月27日深夜、大型貨物船「白虎(びゃっこ)」(1万1454トン)と外国船が衝突し、白虎が沈没した事故で、海上保安庁は1日、水深60メートルの海底に沈んだ白虎の船内捜索を打ち切ったと発表した。乗組員12人のうち、2人が行方不明のままで、海保は巡視艇や航空機による捜索を続ける。

 海保は行方不明者が船内に取り残された可能性があるとみて、5月31日までに計8回、潜水による捜索を実施した。30日に操舵(そうだ)機室で1人の遺体を見つけたが、船長の佐藤保さん(66)=山形県鶴岡市=と1等機関士の小川有樹さん(27)=北海道北斗市=の行方がわかっていない。

 船内が広く、光も届かないため捜索は難航。事故から丸4日が過ぎ、船内のほとんどが海水で満たされているため潜水による船内捜索を打ち切る判断をした。

 乗組員12人のうち9人は事故直後、海保などが救助。行方不明者3人のうち、2等機関士の上畠隆寛さん(22)=鹿児島県枕崎市=が遺体で見つかった。(長田豊)