涙にくれた仲邑菫 名人戦で力戦も連勝はストップ

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大出公二
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 囲碁の仲邑菫(なかむら・すみれ)二段の破竹の快進撃は、5月20日の名人戦予選でいったん止まった。小松英樹九段に敗れ、連勝は13でストップ。局後は涙にくれてことばを発することができなかった。

写真・図版
敗局後、目に涙をためて盤面に見入る仲邑菫二段=5月20日、東京・市ケ谷の日本棋院

 仲邑の七大タイトル戦にかける思いは強い。他棋戦とは別格の舞台での躍進が力の証明になる。前期名人戦予選は3回戦で堀本満成五段に敗れ、鼻血が出るほど泣いた。記者としてその場に臨場していた私は一力遼天元を思い出した。

 一力も少年時代、負けては泣いた。人前でも抑えきれないほどの悔しさをバネに成長を遂げ、いまや第一人者の井山裕太名人を脅かす筆頭格だ。仲邑も負けては泣いて急伸している。一力の成長の軌跡を追っているかのようだ。

 今期名人戦も連勝して3回戦の小松戦を迎えた。1週間前の十段戦予選で堀本を破ってリベンジを果たし、13連勝。今年に入って勝率9割超の24勝2敗。しかし勝ち上がるほどに相手は手ごわくなる。ここに来て戦いのステージは明らかに上がった。

 小松は名人戦など三大リーグ

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