ワクチン打てば抽選ですし券 宮城県塩釜市が接種促進策
高橋昌宏
新型コロナのワクチンを打ったら地場産品やすし券が当たる――。宮城県塩釜市は1日、高齢者のワクチン接種率の向上を目指し、2回の接種を終えた65歳以上の計3千人に、すし券のほか、かまぼこやお菓子などの地場産品を抽選でプレゼントすると発表した。
同市は高齢者への集団接種を5月20日を始めたが、予約は同31日現在、約8割となっている。佐藤光樹市長は定例会見で「接種するかどうか悩んでいる方がまだいると聞いており、接種へのインセンティブ(意欲の喚起)になるかもしれない」と話した。
プレゼント商品を地場産品に限定することで、コロナ禍にあえぐ地元業者を支える狙いもあるという。
接種を終えた高齢者の名簿をもとに、6~8月に3回に分けて抽選。事業予算は約990万円で、一人3千円相当の商品を贈る。
ワクチン接種を巡っては、米国でも抽選で1億円が当たったり、地下鉄乗り放題券などがもらえたりといった接種の後押し策が取られた。(高橋昌宏)

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