「ママはどこ」尋ねる娘に空爆の傷 ガザ、心のケア急務

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ガザ=清宮涼
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 イスラエル軍と武装勢力との間の武力衝突で、11日間にわたって空爆が続いたパレスチナ自治区ガザ地区。停戦を迎えた今も多くの子どもたちが恐怖に苦しみ、トラウマを抱えている。専門家らは心のケアの充実を訴えている。

 5月25日、ガザ市中心部のリヤド・イシュクンタナさん(42)を訪ねた。自宅がイスラエル軍の空爆に遭い、娘のスージーちゃん(7)をのぞく妻子5人を亡くした。

 この日は、イスラエルと、ガザ地区を実効支配しているイスラム組織ハマスが停戦して5日目。リヤドさんは「スージーは1人で過ごしがちで、攻撃的にもなった」と、空爆後のスージーちゃんの様子を語った。

 16日午前1時ごろ、リヤドさんが自宅のリビングで過ごしていると突然、赤や黄色の光がアパートを包んだ。大きな揺れを感じ、アパートは崩れ落ちていった。

 救助されるまでの7時間、リヤドさんはがれきの中から動けなかった。「子どもたちの声が聞こえなくなり、死んでしまったと思った」

 救出された後、寝室にいた妻アビエルさん(29)や長女ダナちゃん(9)、三女ラナちゃん(6)、長男ヤヒヤくん(4)、次男ゼインくん(3)が亡くなったと知らされた。スージーちゃんだけはがれきの中から救助されたが、顔に大きなけがを負った。

 「お母さんたちはどこにいるの」

 スージーちゃんに何度も聞か…

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