ミャンマーの民主主義回復へ支援を 文化人らが緊急声明

ミャンマーはいま

定塚遼
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 ミャンマーのクーデターで国軍が権力を掌握して4カ月となった1日、作家やミュージシャン、映画監督ら約70人が共同声明を発表した。日本政府に、ミャンマー軍関係者などへの制裁を求めている。この日、東京都内で記者会見を開き、ミャンマーで1カ月近く拘束され、先月帰国したフリージャーナリストの北角裕樹さんや作家の落合恵子さん、音楽評論家の湯川れい子さんらが参加した。

 声明では、日本政府に制裁を求めた上で、「民主主義への道を再び回復できるような支援策をただちに講じてください」などと訴えた。声明にはミュージシャンの坂本龍一さんや、作家の瀬戸内寂聴さん、作家・クリエーターのいとうせいこうさん、映画監督の藤元明緒さんらが名を連ねた。

 北角さんは会見で「ある日突然民主主義が奪われ、同時に多くの人が夢をうばわれてしまった。それを日本の方々にもわかってもらいたい。日本は問題はたくさんあるが民主主義の国。日本で国民がミャンマーに関心を持ち、一人一人が声を上げれば、国は動いていく」と話した。

 落合さんは「ミャンマーで、流されなくてよい涙がどれほど流されているか。日本政府は、制裁はせず解決は促すとしているが、本当に実効性はあるのか」とした上で、日本の人々に対しても「海の向こうの悲劇と捉えず、もう一度自分の身に引き寄せて考えてほしい」と訴えた。(定塚遼)