代替イージス試算、明言しない防衛省 関係者「不誠実」

有料会員記事

畑宗太郎 柴田秀並、成沢解語
[PR]

 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(陸上イージス)に代えて、政府が導入予定の代替艦2隻の総コストが少なくとも9千億円近くと試算されていたことをめぐり、立憲民主党は1日、防衛省に対するヒアリングを行った。試算をまとめた内部文書が存在するのか追及したが、防衛省側は明言しなかった。

 同省が昨年11月、試算を「代替案検討状況の整理」と題する内部文書でまとめていたことを朝日新聞が5月21日に報じた。この日、同党の議員の質問に対し、防衛省幹部は「朝日新聞がどういった文書を参照したのか分からない」「文書の存否についてなかなか分からない」などと述べ、試算については「なるべく早く示せるようにしたい」と釈明した。

 これに対し、立憲の本多平直氏が、コストの規模感すら明かさない姿勢を問題視。「(コスト規模の)話をしないままに(来年度予算の)概算要求に本当に突っ込んでいくのか」と追及した。重徳和彦氏は、追加費用2千億円を回避するために陸上イージスが断念された経緯に触れ、「2千億円よりかかるけど引き返せません、なんてことになれば破滅的だ」と指摘した。

 また、この日の参院外交防衛委員会では、立憲の白真勲氏が「結局、高くつきましたと後で言われても納得いかなくなる」と訴えたが、岸信夫防衛相は「現時点でイージス・アショアの総経費と比較することは困難」とし、コスト試算は明かさなかった。(畑宗太郎)

内部文書では約9千億円「最低限の規模感すら示さない」

 内部文書で陸上イージスの代…

この記事は有料会員記事です。残り804文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら