お笑いのNGK再開 出足鈍くても「開けへんわけには」

篠塚健一
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 緊急事態宣言の再延長初日となった1日、吉本興業のお笑いの劇場「なんばグランド花月」(大阪市)は観客を入れた公演を再開した。上限を定員の半分以下の405席に設定。2回公演のうち最初は30人あまり、2回目は50人あまりだった。

 吉本の関係者は「劇場が開くことは知っていても、『ほんまにやるのか』と思った人が多かったのでは。でも開けられるのに、開けへんわけにはいかない。徐々にお客さんが戻って来てくれたら」と話した。

 この日出演したのは見取り図、プラス・マイナス、シャンプーハット、桂小枝、まるむし商店、メッセンジャー、オール阪神・巨人吉本新喜劇。1回目の舞台でシャンプーハットのてつじは「うれしい限りですよ。新喜劇のメンバーやスタッフを含めると演者の方が多いですけど、そのことは内緒でお願いします」と和ませた。

 夜行バスで駆けつけたという東京都国分寺市フリーターの女性(24)は、1番目に登場した見取り図の大ファン。「ほんとに来て良かった。観客は少なかったけど、芸人さんと目が合って心がつながる感じがしました」

 大阪府八尾市の自営業中川兼司さん(58)は、吉本新喜劇を楽しみにしていた。「新喜劇を生で見たのは1カ月半ぶり。やっぱり面白い。芸人たちもうれしそうで、顔を見ているだけで楽しくなった」と笑顔だった。(篠塚健一)