採用面接「解禁」 コロナ禍のなか対面にこだわる企業も

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井上昇
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 来春卒業する大学生らを対象にした企業の採用面接が本格化している。1日、政府が要請する就職活動ルールの上で「解禁」された。新型コロナ対策でオンライン面接が定着した一方、対面にこだわる企業も。学生の内定率はすでに5割を超え、コロナで足踏みした昨年に比べて採用活動が早まっているようだ。

 新卒210人を採用予定の三井住友海上火災保険(本社・東京都千代田区)では同日、学生約1千人を対象にしたオンラインの1次面接が始まった。「緊張しないでくださいね」「しっかり声は聞こえていますよ」。東京本社では面接担当の社員がパソコンの画面越しに声をかけ、緊張をほぐしてから志望動機などを質問した。

 新型コロナの感染拡大が始まった昨年は、最終までの面接全4回をオンラインで実施。今年もコロナ禍は続くが最終だけは対面にした。採用担当は「対面で互いの雰囲気がわかると、学生と企業のミスマッチが減る。コロナ禍だが、対面面接のメリットは大きい」。

 対面での面接は、早ければ緊急事態宣言下の今週末にも始まる。感染対策として、例年1回の面接で複数人いた社員を1人に絞るほか、社員と学生との距離を2メートル以上離し、消毒や換気などを徹底するという。

 新型コロナの影響を受けた採用が2年目を迎えた。オンライン面接の定着は進んだが、対面での実施も少なくない。人材サービス会社「エン・ジャパン」が内定を得た学生513人に聞いた調査では、内定先企業の48%で対面の面接があった。すべてが対面だったケースも19%にのぼった。

 対面の面接を望む声は、学生…

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