高齢者用を流用、選手の世話係に接種 太田市、国も容認

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長田寿夫
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 東京五輪に出場するオーストラリア女子ソフトボール選手団が到着した事前合宿地の群馬県太田市。市は選手団の世話をする市職員やホテル従業員に新型コロナウイルスワクチンの優先接種を認めるよう国に求めた。内閣官房も容認したという。清水聖義市長は、高齢者用に確保したワクチンを世話係に流用する考えを明らかにした。

 市によると、ワクチン接種の対象は、買い物代行などで選手団と間近に接する市職員13人とホテル従業員約40人を想定している。各国選手団や関係者を対象にした国の特別枠のワクチンではなく、国から供給される高齢者用ワクチンを使って2回接種したいという。

 市は5月31日夕、「安全な五輪の開催のため、日本側スタッフへのワクチン接種を認めてほしい」と内閣官房に要望。1日に接種を認めるとの回答があったという。

 世話係に接種予定のワクチンは、国から供給を受けたファイザー社製。市は高齢者用ワクチンの余剰分を流用する方針だ。

 清水市長は記者団に対し、「太田市の高齢者は県の大規模接種センターでもモデルナ社製ワクチンの接種を受けている。市が確保したワクチンは必ず余る」と説明。余剰分の確保に自信を見せた。

 市によると、6月21日の週までに確保の見通しが付いている高齢者用ワクチンは高齢者全体の90%にあたる約5万4200人分。返信用はがきで「接種希望」と市に回答した人は高齢者の80%超に達した。接種希望者を70%と見込んでいた市の予想を大きく上回っていた。

 5月24日に太田市内に設置…

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