「住み心地は最悪」不満、円卓会議で村長に直接聞かせて

安田琢典
[PR]

 青森県東通村で31日夜、村政の課題を村長が住民から直接聞き取る「東通円卓会議」が始まった。6期24年務めた前村長を選挙戦で破り、4月に就任した畑中稔朗村長の公約で、9月ごろまでに村内の全29集落と、役場周辺の1地区を回る予定だ。

 初回は、役場に近い豊栄と石蕨平、一里小屋の3集落の住民を集めて開催。畑中村長が約20人とひざを突き合わせ、「村の良いところ、足りないところ」をテーマに、1時間半にわたって話し合った。

 まず、定年退職後に首都圏からUターンしたという男性が「村の住み心地は最悪」と切り出した。その後、住民からは「集落内の村道は片側1車線で未舗装」「小学校へのスクールバスが近くまで来ないうえ、街灯が少なく危険」などと不満が噴出した。

 一方、「耕作放棄地風力発電施設を建てられるよう、農地転用を進めてほしい」と建設的な意見もあり、盛り上がった。

 畑中村長は「中身の濃い時間だった。こうした形で直接意見を聞く機会はなかったので、これからの大きな一歩になる」と話した。(安田琢典)