ベラルーシ、クリミア問題も利用 対EUでロシアに秋波

有料会員記事

モスクワ=喜田尚
[PR]

 ベラルーシのルカシェンコ大統領は1日、ベラルーシからウクライナ南部クリミア半島への航空路の開設についてロシアと協議を始めたと述べた。開設されれば、2014年にロシアが一方的に併合した同半島を正式にロシアの領土と認めることになる。これまでロシアの領有を正式に認めたのは、北朝鮮シリア、ニカラグアなど少数にとどまっている。

 ルカシェンコ氏はこの日、5月28~29日に行われたロシアのプーチン大統領との首脳会談について報告する政府会議で演説。国営ベルタ通信が伝えた。

 ベラルーシ当局は5月23日、領空を通過中の民間航空機を緊急着陸させ、乗っていた自国の反政権派ジャーナリストを拘束。これを強く批判する欧州連合(EU)が、ベラルーシの航空会社に域内での発着や上空通過を禁止した。ルカシェンコ氏とプーチン氏は対抗策として、首脳会談でベラルーシからロシアへの航空便を増やし、モスクワやサンクトペテルブルク経由で旅客をEU域内に運ぶことに合意していた。

 ロシアは自国軍の制圧下で行…

この記事は有料会員記事です。残り501文字有料会員になると続きをお読みいただけます。