OPECプラス、段階的に原油増産の方針 価格は高騰

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和気真也=ロンドン、新田哲史
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 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの協力産油国でつくる「OPECプラス」は1日、原油の協調減産幅を7月まで段階的に縮める方針を維持することを決めた。6月は前月より日量35万バレルの増産となる。ただ、コロナ禍からの経済回復で高まっている石油需要に対し、増産ペースは緩やかで、原油価格は高騰している。

 ニューヨーク商業取引所では1日、指標となる「米国産WTI原油」の先物価格が一時、約2年7カ月ぶりに68ドル台をつけた。終値は67・72ドルで、年初から約20ドル高くなっている。

 OPECプラスは、昨年春から世界の供給量の1割にあたる大幅な協調減産体制をとってきたが、今年4月、需要の回復に対応するため減産幅を5~7月に段階的に縮小する方針で合意した。ただ、市場ではワクチン接種が進む欧米や中国を中心に石油需要の急回復が見込まれ、需給が引き締まっている状態だ。

 それでもOPECプラスが増…

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