日本ガイシと名工大が新研究所、脱炭素へ「技を融合」

今泉奏
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 日本ガイシ名古屋市)と名古屋工業大学は2日、「日本ガイシ革新的環境イノベーション研究所」を設立したと発表した。脱炭素社会に向けた環境技術がテーマで、主に電子機器電気自動車に使われるような半導体蓄電池の材料を開発する。

 研究所は名工大内に置き、約30人の研究者が参加する。名工大院工学研究科の早川知克教授が所長を務める。日本ガイシが研究開発費の2億円を出し、新たなテーマが増える度に増額する。両者は2009年から共同研究をしてきた。

 早川所長は会見で「共同研究を通じた人の交流を土台に、技術を高め合うことは大きな財産だ」。日本ガイシの七滝努・研究開発本部長は「名工大の知恵と日本ガイシの技術を融合させ、早期に成果を獲得したい」と述べた。

 日本ガイシは、送電線の絶縁体「がいし」を祖業とする。自動車向けの排ガス浄化や半導体製造装置に使うセラミックス製品を手がける大手メーカー。(今泉奏)