元郵便局長の詐取額、12億円超 顧客らに架空の話

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藤田知也
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 長崎市内の元郵便局長(68)が周囲からお金をだまし取っていた問題で、日本郵便は2日、被害者は62人、詐取したのは12億4千万円超に上ると発表した。返済額を引いた実害額は約9億7千万円で、長崎県警刑事告発する方針だ。

 日本郵便の衣川和秀社長は会見で、「多大な迷惑と心配をかけ深くおわび申し上げる」と謝罪した。被害者には全額補償する。新たな再発防止策として、局長を5年に1度、別の局で1カ月ほど働かせることなどを挙げた。

 元局長は1975年の採用で、旧特定郵便局である長崎住吉郵便局に19年3月末まで23年務めた。今年1月まで、知人や顧客に「高金利の貯金がある」などと架空の話を持ちかけていた。だまし取ったお金はゴルフや車、不動産購入などに使ったという。

 再発防止策としては、局外での現金預かりを原則禁止にする。検査部門によるチェック強化や顧客への注意喚起もある。郵便局長は職場を1年に3日間離れるのが現行ルールだが、5年に1度は1カ月間とする。

 保険や貯金を扱う郵便局員は…

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