地域活動が救った命 ポストに新聞束、呼び鈴鳴らし続け

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宮田富士男
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 福岡市西区泉2丁目の住宅地にある広場で月1回、近くに住む高齢者約15人が集まりレクリエーションを楽しんでいる。昨年11月、同居する娘に送られてほぼ毎回参加する90代の女性が姿を見せなかった。それが異変を察知するきっかけになった。

 広場は、使われなくなった農業用のため池(通称「ひょうたん池」)とその周囲を整備したもの。家にこもりがちな高齢者が外出するよう、ここに集まって軽い運動をしたり童謡を歌ったりする。

 2010年に始まった活動は「ひょうたん池 ふれあいたい」と呼ばれている。90代の女性も当時から参加していた。

 昨年11月の会では、「ふれあいたい」を運営する世話人が手作りした10周年の記念品を参加者に配った。欠席した3人には、世話人の一人、古川照子さん(75)が3日後に届けて回った。だが90代の女性宅は留守のようだったのでさらに2日後、再訪した。

 郵便受けに3日分の新聞がたまっていた。

 異常を感じた古川さんは夫(…

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