海賊版読んでも取り締まり対象外?「漫画村」後の対策は

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赤田康和、吉沢英将
写真・図版
海賊版サイト「漫画村」の画面。2018年4月に閉鎖された(画像を一部修整しています)
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 海賊版サイト「漫画村」の運営者とされる星野路実被告(29)に2日、福岡地裁が実刑判決を言い渡した。「国内最大の海賊版サイト」の漫画村は、出版社などに数千億円の被害をもたらしたとされる。漫画村が閉鎖された後もなお残る課題とは何なのか。著作権問題を長年にわたって取材してきた記者が、サイバー犯罪を担当する記者とともに読み解く。

 漫画村は遅くとも2016年2月に開設され、18年4月に閉鎖された。コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は漫画村による被害について、17年9月~18年2月の半年間で約3200億円に上ると推計している。

 漫画村の摘発は海賊版サイトの衰退につながったのか――。

 現状を見ると、むしろアクセスは伸びている。集英社は今も複数の業者の協力も得て、無数の海賊版サイトをネット上で巡回している。自社の作品が掲載されていることを確認すれば、サイト側に削除を求めている。

 出版社や通信事業者などでつくる海賊版対策の団体「ABJ」の推計によると、20年1月から21年3月にかけて、五つの海賊版サイトだけで約3600億円もの被害が出ているという。

 海賊版を閲覧する方法は主に次の3パターンがある。

漫画村など、サイトにアクセ…

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