夏の甲子園、代替出場なし 代表校が出場不可の場合でも

山口裕起
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 第103回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の地方大会用の新型コロナウイルス感染防止対策ガイドラインが、2日の臨時運営委員会でまとまった。

 26日に沖縄と南北北海道の3大会が始まる。ガイドラインでは、観客の有無や人数については各自治体が定める上限に従い、地域の感染状況を踏まえて判断するとした。ブラスバンドの入場も地方大会ごとに判断し、「入場が可能な人数は50名以内(楽器を使用し応援する生徒)」などと定めた。

 感染者が出るなどして代表校が全国大会に出場できなくなった場合でも差し替えはしない。出場できないことが決まる時期が見通せない上、代替での出場を認めると、準優勝校などが地方大会終了後も練習を続けなければいけなくなることなどを考慮した。

 全国大会の対策では、甲子園練習の中止、選手を集めての組み合わせ抽選会の取りやめのほか、アルプススタンドへの入場を学校関係者のみに制限することや小中学生らを無料招待してきたバックネット裏の「ドリームシート」の設置を見送ることも決まった。

 兵庫県を含む10都道府県に今月20日を期限とする緊急事態宣言が出されている。甲子園での大会の開催や観客を入れるかなどについて、運営委員会後に報道陣に対応した朝日新聞社高校野球総合センターの山本秀明センター長は、「状況を慎重に見極めたい」と述べた。(山口裕起)