佐賀大、交付金返還しない方針 検査院が「不当な支出」

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松岡大将
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 佐賀大学が国の運営費交付金を使って導入した医療情報システムが一度も使われず、会計検査院が「不当な支出」と指摘した問題で、同大は2日、交付金約2億8千万円を返さない考えを明らかにした。朝日新聞の取材に文書で答えた。

 システムは同大医学部が九州の国立大学の医療データを集め、災害時に必要になる医薬品の需要を予測するもの。

 2015年に本格運用する計画だったが、各大学のデータをシステムに集約するために必要な変換作業の要員を、佐賀大は確保できなかった。

 システムは稼働せず、会計検査院は昨年11月、19年度決算検査報告を公表し、「不当な支出」と指摘した。

 その際、国庫への返納について、佐賀大は「今後、文部科学省と調整が行われると考えている」としていた。

 一方、今回の取材への回答で…

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