北朝鮮、食糧不足135万トン 天候不良とコロナで打撃

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ソウル=神谷毅
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 韓国の政府系シンクタンク、韓国開発研究院は3日、北朝鮮の昨年の穀物生産量が推定で440万トンで、年間の需要量575万トンに対して135万トン不足すると発表した。昨年の天候不良や災害に加え、新型コロナウイルス防疫のための中朝国境封鎖や経済制裁が重なり、肥料や農業資材が足りないことも響いている。

 同院は、今年の輸入や国際社会の支援が例年と同じ規模で進むと仮定しても不足量は70万~100万トンに及ぶと分析。「北朝鮮が自ら解決できる範囲を超えている」とし、中朝国境封鎖を解除して貿易の再開や中国からの支援が必要になるとの見方を示した。ただ、防疫態勢が整わない北朝鮮にとって封鎖解除は現実的でなく、中国からの支援がカギになりそうだ。

 また、同院の発表によると、今年3月と4月には、中国から肥料が計5万2千トン余り輸入された。昨年の同じ時期と比べると10倍以上だ。中朝国境の封鎖が続くなかでの肥料輸入について、中朝貿易関係者は「北朝鮮の南浦と中国の大連をつなぐ船便で輸入されているが、北朝鮮の農業の生産額を押し上げるには全く足りない水準だ」と語る。

 北朝鮮の内部と連絡を取り合…

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