ワンピースとパンツスタイル 表彰式の衣装、組織委発表

加藤秀彬
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 東京オリンピック(五輪)の開会式まであと50日となった3日、大会組織委員会は表彰台や楽曲、メダルを運んだり、選手をエスコートしたりするボランティアの衣装など、表彰式を彩る各要素を発表した。

 表彰台は大会エンブレムを制作した野老(ところ)朝雄さんがデザインした。エンブレムの「組市松紋(くみいちまつもん)」を3Dプリンターで立体化して、側面に配置した。素材は国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に貢献する活動の一環で、スーパーや学校などで回収した使用済みプラスチックと海洋プラスチックを使う。中央のシンボル部分は、東日本大震災仮設住宅で使われたアルミの廃材を再利用する。

 楽曲を担当したのは、NHK大河ドラマ「青天を衝け」の曲などを手がけた作曲家の佐藤直紀さん。この日の発表会では「アスリートが表彰台に気持ちよく上がれることを第一優先に考えた」と思いを語った。曲のどの場面で表彰台に上がっても盛り上がりが途切れないよう、大きな抑揚を避けてシンプルに編曲したという。

 500人以上が参加するボランティアの衣装は和装の伝統技術を使いつつ、洋装の要素も取り入れ、見た目も機能性も涼しい設計にした。ワンピースとパンツスタイルの2タイプから選ぶことができる。

 組織委によると、東京五輪では339回、パラリンピックでは539回の表彰式がある。表彰台は大会後、プラスチックの回収に協力した学校などに寄贈する予定という。加藤秀彬