五郎さんの情けなさ いとおしい(笑ってる場合かヒゲ 水曜どうでしょう的思考)

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藤村忠寿(HTB「水曜どうでしょう」チーフディレクター)

 最近ずっとドラマ「北の国から」を動画配信サイトで見ています。テレビ放送がスタートしたのは1981年。もう40年も前のことですから見たことのない人もきっと多いでしょう。

 主人公は田中邦衛さん演じる黒板五郎というさえない中年男。五郎は妻の浮気を目撃し、2人の子供を連れて故郷の富良野に帰ってしまう。生家は廃屋に成り果てて電気も水道もない。東京からいきなりそんなところで生活を始めることになった小学生の兄妹・純と蛍はすっかり面食らう。そんな場面から物語がスタートします。

 レギュラーシリーズは81年秋から82年春にかけて全24話が放送され、その後は数年ごとにスペシャル版が計8本放送されました。最後が2002年ですから、実に20年にも及ぶ父と子の話が展開されたわけです。

 脚本は倉本聰さん。ご自身も…

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