下村政調会長、LGBT法案巡り発言訂正 立憲が抗議

北見英城
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 自民党下村博文政調会長は3日、LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案に関し、自民と立憲民主の両党の国対委員長が今国会で採決しないことを決めたという内容の発言をしたことについて、事実誤認だったと訂正した。立憲側から両党で決めたという事実は無いと訂正を求められていた。

 下村氏は2日午後の記者会見で、性的少数者への「理解増進」法について、「超党派の議連で修正案を作った。それを受けて、我が党の森山(裕国会対策委員長)氏と立憲の安住(淳国対委員長)氏が話し合って、今国会に提出しない、今国会では処理しないということを決めたと報告を受けている」と話した。

 実際は、自民党幹部が今国会の提出見送りを決めた。この発言を受け、立憲の枝野幸男代表は2日夜、「自民党から『断念する』と通告を受けたにすぎない。他党を巻き込まないでいただきたい」とツイート。安住氏も「事実無根だ。自民党以外の政党は早く成立させたいと思っており、自民党総務会で了承されれば今国会中の成立は可能だ」とコメントを出した。

 安住氏によると、3日朝、下村氏から安住氏に電話があり、「森山氏にも確認せず、また聞きした内容を話してしまった」と釈明されたという。安住氏は「国会に提出もされていない法案で、処理するもしないも(国対委員長間で)議題にのぼりようもない。困惑した。こういう話は森山氏に確認してから発信したらどうか」と抗議したという。(北見英城)