大学入学金の納入期限遅らせて 学生ら文科省に署名提出

桑原紀彦
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 私立大学に支払う入学金の納入期限が早すぎるとして、大学生ら有志のグループが期限を遅らせることを求めてインターネット上で署名を集め、3日、文部科学省に約3万7千人分を提出した。

 例年、国立大学の合格発表は前期日程が3月上旬、後期日程は3月下旬に設定されている。一方、私立大学の入学金の納入期限は、それより前に設定されていることが多い。納入後は、入学を辞退しても返還されないのが一般的だ。全国大学生活協同組合連合会が昨年度の新入生の保護者を対象に調査したところ(約2万人が回答)、入学しなかった私立大に支払った入学金などの納付金は平均29万4千円だった。

 グループは、東京都内の大学などに通う13人。「コロナ禍で家計が厳しいなか、期限の早い大学には入学金を支払えず受験そのものをあきらめた人もいる。受験生の選択肢を狭めないよう期限を遅くしてほしい」と訴えてきた。

 同グループの五十嵐悠真さん(22)=日本大学4年=は3日、署名を丹羽秀樹副大臣に渡した後、取材に「文科省には、納入期間を延長するよう各大学に要請してほしい」と訴えた。

 グループは、入学金問題に関する情報を集めているという。詳細は専用ページ(https://nyugakukin.mystrikingly.com/blog/9f6959208cb別ウインドウで開きます)へ。(桑原紀彦)