アユの餌に酒かす、酔い感じ? 酒どころ山口で養殖試験

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高橋豪
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 日本酒の製造過程で大量に出る酒かすを有効活用しようと、酒どころの山口県が酒かすを混ぜたえさでアユを養殖する試験を始めた。えさの最適な配合を見つけ、酒かすがアユの身のにおいや味にどのような変化をもたらすかを調べる。「『ほろ酔い』アユ」として、2023年度までの商品化をめざす。

 山口市仁保下郷の椹野川漁協仁保事業所内にある水槽で1日、養殖試験が始まった。試験期間は1カ月間。250匹のアユに1日3回、酒かす入りのえさを食べさせる。連続10日間、20日間、30日間食べさせた3種類のアユについて、においや味、身の成分をそれぞれ調べる。酒かすは県内の15の酒蔵から出たものを使う。

 8月ごろにも1カ月間の試験を予定。データの分析は下関市水産大学校と、長門市の県水産研究センター外海研究部が担う。

 県水産研究センター専門研究員の白木信彦さん(56)によると、酒かすに含まれるアミノ酸のうち、甘み成分のアラニンやグリシン、うまみ成分のグルタミン酸が魚の風味を良くする。酒かすには魚臭さを消す効果も期待される。白木さんは「アユは香魚とも呼ばれ、もともとにおいがいい魚だが、酒かすとコラボして、より商品として成長してほしい」と話している。

「ほろ酔いサバ」は好評価

 アユの養殖試験は、酒かすの…

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