北斎なら、絶対に描くでしょう #コロナを生きる言葉集

新型コロナウイルス

大野択生
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 もし、北斎がコロナ禍に立ち会ったら、絶対に描くでしょう(漫画家・しりあがり寿)

#コロナを生きる言葉集

 独特の発想による葛飾北斎の数々の作品のパロディーで、見る者に全く違った世界観を提示する。

 その中には、ワクチンの注射器を携えた、マスク姿の疫病よけの神・鍾馗(しょうき)がコロナウイルスを踏みつける絵も。コロナ禍を風刺した作品を制作した心境を尋ねると、こんな言い回しで表現した。

 そこで見て感じたことを、できるだけ形にして残したい。言葉の裏にあるのは、そんなシンプルな思いだ。「社会的責任というより、自然に何かを描きたくなるものだと思いますよ。反対に、できるだけ直接的な表現から離れようとする人もいるかもしれないけれども、そこで感じたものは、必ず何かの形でどこかに反映されるはずです」

 東京・両国のすみだ北斎美術館で開かれている北斎のパロディー作品などを紹介する企画展は、緊急事態宣言に伴う東京都からの休業要請で1カ月以上の中断を余儀なくされた。コロナ禍の収束が見通せない中、鍾馗に踏みつけられたウイルスの困ったような表情を見ていると、コロナ禍で心に積み重なった不安や不満が和らいでいくような気がする。描いた本人にそう伝えると、こう語った。「それ(風刺)は漫画の使命だとも思っています」(大野択生)

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 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。

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