東洋のナイアガラはどの滝? ご当地クイズがいまアツい

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石平道典
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 昨今のクイズブームの中、地域の魅力をクイズで知ってもらう「ご当地クイズ」が広がっている。住民や自治体がPRに活用し、全国のご当地クイズを配信するウェブサービスもある。ご当地クイズを考え、答えることで、地域を見直すことにもつながっている。

街ネタ・名所…PRにクイズを活用

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 日本一のニット生産高を誇る新潟県五泉(ごせん)市で昨年2月、「第1回五泉王 ローカルクイズ王決定戦!」と銘打ったクイズ大会が開かれた。出された問題はローカル色豊かなものばかり。3人1組の対戦方式で市内外の10チームが参加し、優勝者に特産品が贈られた。

 主催したのは、五泉ニット工業協同組合の人材育成事業「五泉ローカリストカレッジ」を受講したメンバー。その一人、元地域おこし協力隊員で現在は市観光協会に勤める山田美貴さん(28)は「ニットだけではない五泉市の魅力をクイズで知ってもらい、街を好きになってもらえればと企画しました」と話す。大会名の「五泉王」は、テレビのクイズ番組「東大王」にあやかった。

 市内では毎年、「五泉ニットフェス」が開かれる。メンバーは、地域をよりアピールするため、フェスに合わせてクイズ大会を行うことを決めた。目指したのは「パンフレットやインターネットには載っていない、五泉市の街ネタ盛りだくさんのクイズ大会」だ。

 出題するクイズは、商店街や農家に題材を募り、メンバーも街を歩いて考えた。「クイズを通して五泉市を再発見し、人と街がつながったのでは」と山田さん。新型コロナウイルスの影響で第2回大会は開催できていないが、機会があれば検討したいという。

 自治体も地域のPRにクイズを役立てている。

 茨城、栃木、群馬の北関東3県は「きたかん3県 みりょQ(キュー)イズ」と題したクイズ動画を作り、今年2~3月に計6回、動画投稿サイト「ユーチューブ」に配信した。「東洋のナイアガラとも呼ばれる日本を代表する滝は?」など、各県の名所や特産品などを選ぶ。問題は地元のクイズ愛好会が考えた。

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