カップヌードル、フタ止めシール廃止 新しいフタの形は

若井琢水
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 日清食品は4日、カップヌードルの底につけていた「フタ止めシール」を廃止すると発表した。代わりにフタを改良して、カップの縁にかけるタブを二つにして止めやすくする。対象はレギュラーサイズの全商品で、「ビッグ」や「ミニ」などは除く。6月生産分から順次切り替えるという。

 プラスチック製のフタ止めシールは、カップヌードルの底面に付けてある。お湯を注いだ後に閉めたフタが開いてしまわないよう、1984年9月から取り付け始めた。廃止は環境対応の一環で、これによりプラスチック原料を年間33トン削減できる見込みという。

 新しいフタは、これまで一つだったタブを二つにしたため「Wタブ」と名付けた。日清は発表前日の3日に、ツイッターのカップヌードル公式アカウントで「さようなら、全てのフタ止めシール。」とつぶやいて、ネット上で話題になっていた。(若井琢水)

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